ヤマハ英語講師ユニオン結成宣言

私たちはヤマハ英語教室で働く講師です。「あなた方は労働者ではない」この言葉が始まりでした。2018年4月、私たちの仲間の講師が自分たちの雇用形態に疑問を持ち、大阪労働局に相談に行きました。そこで、委任契約を結んでいるあなた方は労働基準法上の労働者ではないと、相談を受け付けてもらえませんでした。

私たちは労働者ではないのか?名目上は委任契約とされていますが、実態は雇用関係にあります。業務遂行上の指揮命令関係も明確です。給与所得として源泉徴収をされていて、税務署へ問い合わせたところ、税法上は会社員にあたると言われました。長年、英語講師としてヤマハ英語教室で働いてきた私たちは何者なのか?その回答を求めて、私たちは有志でヤマハミュージックジャパンに質問状を送りました。残念ながら、ヤマハミュージックジャパンからは、未だ明確な回答はありません。

そこで、私たちは会社と対等な立場で交渉したいという願いを実現するため、労働組合を結成することにしました。
今まで「何かおかしい」と感じながらも、日々接する生徒たちの笑顔や彼らの成長に喜びを感じ、ヤマハ英語講師として一生懸命仕事に取り組んできました。しかし、たくさんの優秀な仲間の講師がこの雇用形態に不安を感じ、去って行きました。

世の中では働き方が問われています。私たちも、自分たちの働き方を見直す時期だと考えます。「何かおかしい」をそのままにせず、夢あふれる生徒たちのために、日々頑張っている講師が安心して働き続けられるようにしなければなりません。ヤマハ英語教室で育った生徒たちが、ヤマハの英語の先生になりたいと来た時「良い職場だよ」「安心して仕事ができる環境だよ」と答えられるようにしておきたいです。

労働者として認められ、一層自分たちの仕事に自信を持って取り組んでいけるよう、より良い職場環境を求めて、ここにヤマハ英語講師ユニオンを結成いたします。ヤマハ英語講師の思いはひとつです。10年後も20年後もヤマハ英語教室には子どもたちの元気な声が響き、笑顔があふれていてほしい。全国のヤマハ英語講師が夢と誇りを持って生き生きと活躍できる職場であるよう、私たちの力を集結し一緒に進んでいきましょう。

2018年12月6日
ヤマハ英語講師ユニオン結成大会

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