新型コロナウィルス感染症に関する労働問題Q&A①
フリーランス【ポイント】
○ 仕事のキャンセルについての取り決め(契約書やメールのやり取り)を確認
しましょう。
○ 政府から、フリーランスとの契約を変更する場合には、取引の相手方である個人事業主・フリーランスと十分に協議した上で、報酬額や支払期日等の新た な取引条件を書面等により明確化するなどの要請があるので、報酬請求のとき に併せて活用しましょう。
○ フリーランス向けの政府支援策(学校休校による休業に対する支援等)があ るので、活用できるか確認しましょう。
Q 私はフリーランスで働いています。感染防止という理由で、仕事のキャンセルが相次いで、収入が激減してしまいました。このままでは生活していけません。どうしたらよいでしょうか?
①仕事のキャンセルについて契約書等において取り決めがある場合
仕事のキャンセルは、原則として、締結している契約の取り決めにしたがって 対応することになります。そのため、キャンセルの時期にしたがってキャンセル 料を請求していくことが原則になります。その場合、コロナウイルスの影響とは いえ、依頼者からのキャンセルになりますので、依頼者の都合によるキャンセル を基礎にキャンセル料の請求をしていくのが原則になります。
この点に関しては、契約条件の変更と関連して政府からの要請がありますので (詳細は後述。)、下請法、独禁法の趣旨に照らして一方的に条件変更は控え適正 な対応が求められることになっています。②政府からの要請に続く
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